グリーン電力って何？

グリーン電力とは、太陽光や風力、小水力、地熱、バイオマスなどの二酸化炭素を増やさないエネルギー源を使って発電された電力のことです。。
太陽光発電は、ご家庭でも普及が進んできた太陽光発電システムをはじめ、企業や自治体などが設置しているメガソーラーも注目されています。
近年、少しずつ設置が進んでいる風力発電は、自然の風で風車を回し、発電機を駆動させて電気を作るシステムです。
ダムで川をせき止めるなどして、設置される大型発電所もある水力発電は、水が流れる力で水車を回して発電するものですが、ダムの建設にはコストがかかるほか、エリアの住民の生活を奪うことにも繋がります。
そういった被害を出さないために、現在では農業用水などを利用した中小水力発電の開発が模索されています。
地熱発電は雨が地下に浸透していき、マグマの熱で蒸気になったものを利用して発電するシステムです。
火山大国の日本では、安定して電気を作り出せる自然エネルギーとして着目されています。
バイオマスは間伐材やおがくず、食品工場、スーパー、レストランなどから集めた食品廃棄物、牧場などで出された家畜の排泄物などのバイオマスを使ってガスや液体、固体の燃料を作り出し、それを発電に利用する方法です。

グリーン電力証書を購入して環境保護に貢献

大型のメガソーラーなんて設置できない、おがくずや食品廃棄物がたくさんあるからバイオマス発電にチャレンジしたいが、費用的にも場所的にも難しい。
そのような場合は、「グリーン電力証書」を購入することで、購入代金が自然エネルギーを用いた発電所に渡され、運営コストや設備の費用などに充ててもらうことができます。
自然エネルギーの発電所に費用を投資することで、地球温暖化の予防や改善に貢献できるというわけなのです。

グリーン・エネルギー・マークの付いた商品を購入しよう

企業がグリーン電力証書を購入し、その企業によって製造された商品には「グリーン・エネルギー・マーク」を入れることが可能です。
消費者は、グリーン電力を購入した企業の工場で作られた商品を選択することで、間接的ですがグリーン電力の普及拡大に参加ができ、地球温暖化防止に貢献ができます。

より直接的に環境保護に取り組みたいなら

より直接的に環境保護に役立ちたいなら、自宅の屋根に太陽光発電を設置したり、少量の電気でお湯を沸かしたりすることができる、エコキュートの導入を検討してみましょう。
オール電化住宅へとリフォームを行い、災害対策にもなる太陽光発電を設置すれば、エコで安心な住宅へと変身できます。
太陽光発電は設置コストが大きくなりますが、発電量を多めにすることで、余剰電力で売電収入を得ることも可能です。
太陽光で発電した自然エネルギーを地域に供給することもできるので、より地球温暖化防止に貢献できるでしょう。